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【中編】絶対に転職できないと思われた俺くんがシンプルに転職できた訳。

2016/04/04

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こんにちは。助田です。

前回書かせて頂きました、【前編】絶対に転職できないと思われた俺くんがシンプルに転職できた訳。の続編です。

今回は俺くんのキャリアを整理する上で、その選択を支援するための前提条件を述べます。

普段、転職相談で行っている一部、いわゆる株式会社イノセンティブのノウハウ編です。

転職を諦めてもらおうと思われた俺くんですが、その理由として上げた課題は以下です。

・C向けの企業がWebディレクターに求める実績、スキルを把握していないのでは?
・そもそもWebサイトの目的、収益構造を理解していないのでは?
・転職、特にキャリアチェンジでも年収が上がると思っているのでは?
・そもそもキャリアチェンジという認識が薄いのでは?
・てんこもりーな職務経歴で俺くんの特徴が僕には403、自分でも404。
・フリーランスになりたいその先に、あるべく目的が行方不明なのでは?

この点についてひとつづつ解説していきます。

企業が求めることを正確に把握すべし。

・C向けの企業がWebディレクターに求める実績、スキルを把握していないのでは?
・そもそもWebサイトの目的、収益構造を理解していないのでは?

まずC(コンシューマ)向けの企業がやるべきこと。それは数字を上げることに尽きます。

C向けの企業でのディレクション業務は売上の他に、KPI(key performance indicator、重要業績評価指標)が必ずついてまわります。シンプルに言うと、絶対に達成しないとダメな数値目標。

それを実践していく必要があるので、企業がディレクターに求めることにも【それができる素養】が含まれます。

・ロジカルに考え、立場が異なるセクションに等しく端的に事象を説明し巻き込める人。
・ビジネスマインドがある人。商売っ気があって利益をきちんと考え出せる人。
・PDCAの本質をきちんと理解して、事実とデータから施策を練れる人。
・サービス運営にあたって企業カルチャーを重視。を把握し、チーム全体の方向性に寄り添える能力。

こちらがC(コンシューマ)向け企業がディレクター求人に求めるサマリ。

実績、スキルにも当然その観点での選考が入ります。極端な話、職務経歴書に数値が記載されていないだけで、書類が通らない企業も多々あるのも事実です。

ちなみにC向けインターネットのビジネスモデルって大分類すると3つになります。その3っ。あなたは正確に答えられますか?

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またその前に、C向けの企業がどのようにして収益を上げているのか、という点にも注目が必要です。大分類で、広告なのかECなのか、課金モデルなのか。課金でも従量なのか、定額なのか。

ディレクターとして求められる担当領域も、ミッションとして集客の部分なのか、マネタイズの部分なのか、数値面でしっかり把握することが大事。

特にプロジェクトのイニシアチブを持つべき立場のであるディレクターは、ユーザー、顧客のニーズをどのように把握し、どのように表現し、どのように実践して数値を予定通りにつくりあげるか、という流れになるので、「求められること」を正確に把握することはとても重要になってきます。

少なくとも2つある領域によるディレクターのキャリアを知るべし。

・転職、特にキャリアチェンジでも年収が上がると思っているのでは?
・そもそもキャリアチェンジという認識が薄いのでは?

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一般にWebディレクターの領域って幅が広いって言われます。

なぜか。体系化されきれていないって側面もあるのですが、企業によって業務内容が大きく異なるからです。

企業による異なりは、ビジネスモデルの異なりにもあります。

・自社サービス:数字をあげることが目的
・クライアントワーク(制作):納品することが目的(他いろいろあると思いますが。)

俺くんが希望する自社サービスの領域にフォーカスすると、前述したように改善を繰り返し数字をあげることがミッションになるので【数字】をあげられる人を望みます。

でも、制作、開発のクライアントワークで納品するスタイルだと、「目的に即して作る」ことが主目的になりますので、運用までを行わないかぎり、なかなか数字に触れる機会がありません。

が、仮に実績、スキル上で過去に数字をあげる実績をもっていないくても、数字をあげる施策を知っている、知っていないという点が問われます。

クライアントワークの場合、こういう施策を提案して、お客さんの数字をあげてきた、ってのも十分実績になりえますしね。

でも、それをもっていない人が、それを求められる領域に行くということは、いくらディレクター歴が長くても実績がなく興味しかない状態。つまり新人です。

新人に給与をUPして入社してもらう理由は企業にはありませんよね。まだ若ければポテンシャルということでも、年齢も30をこえるとポテンシャルって言葉が通じづらく、書類が通りにくいのが現実です。そこに気づけるかどうかがポイント。

正確に自分を知り、齟齬無く相手に伝えるべし。

・てんこもりーな職務経歴で俺くんの特徴が僕には403、自分でも404。
・フリーランスになりたいその先に、あるべく目的が行方不明なのでは?

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相手にことを伝える際、自分が理解していないことを、理解してもらうのは無理があります。

まずは自分で自身を知らねばなりません。その後、その自身を齟齬無く、相手に伝える必要がありますよね。

ひとつの方法としてはテンプレートに落とし込んでみること。思考だけで落とし込めず、言葉だけで伝わらねければ、資料です。

・キャリアの方向性を棚卸しするキャリアチェックシート【LINK
・ディレクターのスキルと実績を整理するスキルシート【LINK
・日ハム大谷選手も高校時代に使ったと言われている目標設定マンダラート【LINK
参考:大谷翔平を怪物にしたマンダラートは目標達成するための考え方を養ってくれる

これら講義で使っているキャリア用のテンプレートに当てはめることで、情報を整理してみましょう。

そもそもキャリアパスは積み上げ式だと404になりがちです。

自分のなりたい像から逆算する。あくまで理想で描くのが難しいかもですが、そのような考え方【も】やってみる。そして書いてみる。これ重要。

あくままで仮でOKなんです。あとで変えても大丈夫。むしろみなさんのお好きなPDCAです。

書くだけの情報がない?そんなことありません。ヒントは過去の実績、スキルに眠っているかもしれませんし、同僚の意見をもらうこともできるはずです。

ゴールから逆算してルートを描く。(某企業のビジョンのようである。)書いてみる。まさにこれの繰り返しです。

・目的(なりたい自分像、状態)→手段(目的達成のための)→根拠(手段選択のための)

この考え方が大前提であり、自分のもってる情報を整理してみましょう。

思いつかないなら箇条書き。最初から成形する必要はないです。あの手この手を使って、情報を絞り出しましょう。

さてさて、後編はこの考え方をもとに、俺くんの条件に照らし合わせてみます。どうなるでしょう。

【前編】絶対に転職できないと思われた俺くんがシンプルに転職できた訳。
【中編】絶対に転職できないと思われた俺くんがシンプルに転職できた訳。
【後編】絶対に転職できないと思われた俺くんがシンプルに転職できた訳。

投稿者プロフィール

助田 正樹

株式会社イノセンティブ 取締役 :一般社団法人 日本ディレクション協会 理事
東京都品川区出身の1976年7月生まれ。桜美林大学経済学部を卒業後、ソニー株式会社にて、シックスシグマというマネジメントツールのR&D、広報などクリエイティブ業務に従事。2005年からインターネットベンチャーでWebディレクターとして数社経験。その後「LINKAGE」という商号でフリーランスとしてWebディレクション業務で活動。コーポレート、リクルート、モバイル、デジタルサイネージ、リアル連動など様々なWebサイト、システムの構築、新規事業プロジェクト企画、立ち上げを経験。(参照:実績)2012年6月に株式会社イノセンティブ取締役に就任。GARAGE AKIHABARAを立ち上げる。日本ディレクション協会ファウンダー。メンタルマネージャー資格保有。

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