サービス創りたい・育てたい!って人が集まった、灼熱トークセッション抜粋版。
2016/09/06
熱風吹き荒れるイベントツアーキックオフミーティング抜粋版。
こんにちは!株式会社イノセンティブのインターン樋口(ヒデ)っす。
今回は、2016年7月31日に実施した「Webサービスを創り、育てる。」イベントツアーキックオフミーティングの抜粋版記事です。
現場第一線の経験豊かな登壇者に加えて、熱風吹き荒れる参加者の質疑応答など、世界で一番熱く光るこの夏、最高に熱帯雨林的なイベントでしたが、素材の旨味を落とさずにログミーばりに鮮度バツグンなトークセッション抜粋版をお届けします!
Webに関わる仕事をしている人であれば、「サービスを創りたい・育てたい」なんて、1度は思ったことがあるのではないでしょうか?
(まだ)学生の僕でも思ったことはありますし、Webではないですが友達と挑んでみたことはあります。(本当に少しだけですが・・。)
今回は新規サービスを創った・育てた経験のある僕から見たら豪傑たちを登壇者として迎えた、トークセッション形式のイベントでした。
今回は2部制のセッションで、セッション1では、参加者の質問に対して、登壇者が回答するクロストーク。そして、セッション2では、今回のイベント共催の株式会社EPARKを具体例として、Webサービスを創り育てやすい環境についてのトークとなりました。
それでは御覧くださいませ。
まずは当日のプレゼンテーション資料です!
セッション1は、新規サービスを創ったり、育てたりの経験がある登壇者に疑問をぶつけてみたのコーナー。
サービス失敗・・の経験は何よりも血肉になる。って話。

いきなりネガティブな質問で恐縮ですが、スタートアップしたサービスが失敗したらどうなっちゃうんでしょうか・・?

会社員として新規事業を担当して計画通りうまく行かなかったこともありますけど、命までは取られないですから(笑)。今は採用で面接もたくさんやってますが、失敗をたくさん経験している人が面接に来たらすごいワクワクしますね。何をどうやって作ったの?いくらお金使ったの?などなど、質問攻めしちゃいます。

僕の場合も、失敗の経験はたくさんあって、全部身になってますね。なんで失敗するのかーとか、こうすると失敗するなーとか。失敗が血となり肉になるというか(笑)。総じて感じますが、会社で新規事業する場合、失敗を許容してくれないような会社からは、良いチャレンジができない事が多いので、良いサービスは出てこないんじゃないかな、って僕は思います。

サービスの失敗といえばやめてしまうこと。やめてしまう原因は、お金足りなくなった問題が大半ですよね。過去に自分で会社立ち上げてサービス展開した時期もありまして。お金を集めるにはいろいろ方法はあると思いますが、経営者の方々って借金を手段として捉えて、怖がらない人が多い気がします。むしろ、酒呑んで借金自慢をしあう経営者は多い(笑)裏返すと、借金の額ってその人やサービスに対しての期待であり、信用の証って見方もできますからね。
リソース集めたいなら、純粋に未来を語れ!って話。

新規事業を創るにあたって、“人”、“時間”、“お金”ってどうやって準備したんでしょうか?


自分は比較的、規模大きめな会社でやってましたが、本間さんの話は間違いないですね。やっぱり“ビジョンマッチ”と“友達リクルーティング”だと思いますよ。某・Web制作会社の創業時の話なんですが、クラブ活動みたいにマンションの一室に集まって、インターネットすげー!みたいなノリでやっていたそうです。(笑) 一口に“新規事業”といってもいろんなフェーズがあるので、JOINするならタイミングを把握することは重要です。

お金に関しては、お金を出してくれる人とちゃんと約束を守って段階的に説得することですね。特に予算を取りに行く際に、僕が気をつけてることなんですけど、アクションのKPIをめちゃ細かく引いて会社と約束するんです。細かい約束をきちんと守っていく。それに加えて、あらかじめ自分で引き際を決めること。会社にそれを約束(コミット)できれば、お金を出す方も判断しやすくなると思います。
事業は発想のネタ勝負だけじゃないんだぜ。って話。

過去に新規事業を時流、流行に乗っかって創った経験はあるんですが、思い返すと0からネタを考えて創った経験がないなーと。お2人は“事業のネタ”の発想ってどうしてるんですか?もし実体験あれば教えて下さい!

すべて0から考えたほうが良いとは限らないと思いますよ。例えば、自分がふと考えたことがあるアイディアが、誰かが先行してリリース、なんてよくあると思うんですけど、重要なのは先にやられた事について引け目に感じない事。リリースされたサービスを更によーく分析してみると、発想のネタは蓄積していく。
事業を創るパターンって “課題解決するパターン”と“ビジネスモデル的に儲けそうだからやるパターン”の2種類は最低限あるじゃないですか?若い時は後者パターンが嫌いでした(笑)。でも、最近は儲かるからやるってことは悪いことではないんだな。って気づいたんです。どちらにせよ、ビジネスオーナーのパッションがないと続かないし、サービスに関わる知識を知り尽くさなきゃならない。

高松さんに発想の話を全部されちゃったので、自分の手がけてることの話しますね。(笑) STORYS.jpは、「ひとりの人生は、他の誰かの生きる力になる」というコンセプトの元、さまざまな実体験をみんなが投稿しあうCGMのサービスです。誰かの経験・体験が、全く知らない誰かの人生をちょびっとでも良くする。そんな人生体験の情報交換ができれば、世界良くなるよねって言って始まったものなんですよね。サービスの生まれ方がパッション寄りだと結構わがままなんですよ。このサービスがあるから世界が良くなる!みたいな自信を持って、わがままをつき通さないとサービスが伸びていかなくなるってことです。信じ続けることですね。

なるほど。そういえば、メルカリさんとディレ協のイベントをやった時に、サービスプロダクトのプロデューサーは優しい独裁者って表現していたんですよね。それって、ピュアなアイディアに雑味を加えたくない視点もあって、100%近くの純度で、サービスを通じてユーザーにメッセージを届けるという、ある意味、パッションもわがままもクリアな純度って大事な要素な気がします。
お金を出してくれる人とのコンセンサス&コミュニケーションは大事!って話。

これまでどんな失敗の経験をして、それがどう現状に活かされてるのかという話を聞きたいです!

僕の経験から一つだけ言うと、謎のKPI地獄って必ずある。(笑) 事業を新しく始めるにあたって、お金を出してくれる人がいて、プレゼンをして出資を受ける、お金を借りる、予算を捻出するパターンがあると思うんですけど、投資家、決済者対策な謎のKPIを引いちゃっての自滅パターン。結局、未達続きでメンバー全体のモチベーションが下がりまくって、空中分解みたいな話ってよくあります。

設計した目的が迷子になって、メンバーがなんのためにやっているのか分からなくなる事もありますよね。そうすると、現実とKPIの乖離を埋めるのが目的になっちゃって、一定以上の伸びが出ずに疲弊しちゃう。悲しみの谷から失墜というパターンです。計画通りに実行するのが前提なんですが、乖離を埋める前に、「なぜこのKPIを達成しなければいけないのか」、「1か月先の未来ではなく、僕らが目指すGOALは何なのか」という本質的な課題に目を向けて、お金を出してくれる人と合意形成が取れるようにすることが大事。

どうしてもダメで、本当にしょうがなくなったら、ピボット(方向転換)していくしかないと思います。ただ、ピボットするにせよ、関係各位でガッチガチに話し合って合意形成する必要がありますよね。結局、うまくいかない際に、オープンに話し合いができるような環境だとか、決済者の判断をミスリードさせずに、チームが同じ方向を向いてたら大丈夫。そうじゃなかったら愚かさのクラッシュが待っている。(笑)
セッション2で語る、新規サービスを創り育てるベターな環境は企業文化とアセット(企業資産)。
セッション1ではこんな感じで、登壇者の豊富な経験や自分の取り巻く環境から、参加者からの質問へ丁寧に、かつ熱心にアンサー頂きました!
実践的な経験をベースにしているので、非常に濃厚で脳みそが溶け出しそうなほどアツいセッションだったヤマのごとしです。
セッション1を終えて作り出した会場の熱気とグルーブ感はいい雰囲気。
そして、セッション2では、サービスを創り・育てるベストな環境とは何なのか。その核心に迫ります。

セッション2では、僕の方から“サービスを創り育てるのに適した環境”について具体的なお話をします。今回は共催ということもあり、EPARKを例にとりますね。O2Oの分野だとEPARKってかなり存在感のある企業だと思っています。というのも、他の送客メディアは一般的に送客による収益を目的としているから、オンラインの世界で完結しているんです。EPARKのサービス自体は「リピートソリューション」で、集客はオフラインtoオンラインの傾向があります。ストレスなく予約できたお客さんがリピーターになって、サービスの利便性が口コミで広がる。オンラインでの予約数は年間900万件くらいで、毎月20万人以上の純増があり、現在1,200万人強の会員がいます。

素朴な疑問なんですが、EPARKって企業的に言うと、大手かベンチャーか、ってどちらになるんですかね?

ついこの前、26歳の社員に「なんでこの会社入ったの?」って聞いたんですよ。そしたら、「ベンチャーと大手を足して2で割ったような会社だからです。」って。というのも、ベンチャーは頑張った分だけちゃんと見返りがある環境ですし、大手はアセットは整っているけど、分業が進みすぎて歯車の一部になりがち。自由度が低いところが多い。その点、EPARKはベンチャー気質の大手って感じです。ナンバーワンに最高の敬意を払うという企業文化だし、抜擢主義。若い層にチャンスを与えて、未来の幹部を輩出することに本気で取り組んでいます。ただ、熟練者がいないと若手の指導ができないので、年齢層が高くても能力を見て採用するんです。世の企業は熟練者を避けるところも多いと思いますが、こういう企業体質ってなかなか無いですよね。

確かに。そういった熟練者層、例えば高松さんみたいに華やかな経歴を持つ人にとって、EPARKのどのあたりが魅力なんですかね?

ポイントは2つあって、1つ目は営業力があること。特にO2Oのサービスをグロースしていこうとする際に、営業部隊が強いか否かが大きなポイントになります。例えば日本全国の薬局に営業かけようとしても、広告だけじゃ難しい。地道だけど足しげく通うことが一番効果的だったりします。2つ目は自己資金力。セッション1の時、誰にお金を借りるかは大事って話をしましたが、EPARKは母体の光通信が資金を潤沢に保有しているので、予算面で不安を持つ必要がほとんどありません。いろんな会社を見てきましたけど、比較するとその2点が最強です。チーム力もまだまだ課題も多いし、メディアにバンバン載るような凄腕エンジニアがたくさんいるわけでもないですが、そのアセット(企業資産)はサービスを創り育てる環境において、決して他社が追随しにくいポイントです。

2つ質問があります。1点目は、それだけ強力な営業部があると、他部署に比べて営業の力関係が上回ってしまって、大人の事情バイアスがかかったりしませんか?2点目は、何を基準にして予算を捻出されているか教えて下さい。

まず1点目ですが、最初は僕も同じように思ったんですけど、入ってみると意外にそうでもなかったんですよ。確かに営業部の力は強いけど、そこに変な大人の政治的なものは無くて、みんな一生懸命でピュアなんです。ただ、営業が強いだけに、BtoCよりBtoB寄りのビジネスに傾倒しがちな部分はあります。今は地均しして役割分担ができてるから、BotBは営業、BtoCは本部って感じでラインが分かれてます。2点目については、ズバリ人への信頼ですね。経営者が完全に投資の観点で、そこには実績と信頼が成り立っていて、人へ未来への投資に至るんですね。

つまるところ、結局、「人」ですよねー。

ですねー。
ご参加、ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました!
ツアー参加メンバーめっちゃ募集してます!
アイディアソンまでのツアー!次回はスタートアップのプロセスに関する講義&ワークです。
ということで、キックオフしたばかりの「Webサービスを創り、育てる。」イベントツアーは11月のアイディアソンまで続く連鎖的なイベントです。
次回はキックオフで出た疑問・質問をベースに、トークセッションで的確なコメントをアンサーして頂いた、ディレ協副会長の本間さんの講義&ワークショップの実施となります。11月のアイディアソンまでがっつりお付き合い下さい。
「Webサービスを創る(実践スタートアップ)。」講座&ワークショップ
新規サービス開発のプロセスをマーケティングの視点で徹底分析!
・日時:9月10日(土)13:00-17:00
・参加:30名を予定
・場所:NEX新宿ビル6F(株式会社EPARK内) [Access] ・内容:本間和城氏によるWebサービスのスタートアップ講座&ワークショップ
・参加:Peatixにてご応募下さい。
クローズドなコミュニティも参加募集中です!
本ツアーでは、参加に興味ある方へのコミュニケーションを行うため、クローズドのFacebookグループ(秘密)をご用意しています。ツアーに興味がある方は、ぜひご参加下さいー。(要申請)
「Webサービスを創り、育てる。」イベントツアーコミュニティ
イベントの参加はこちらから!
以下のバナーをクリックしてPeatixよりお申し込みください。
投稿者プロフィール

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株式会社イノセンティブ インターン
1994年3月生まれ。日本大学理工学部4年。現在は株式会社イノセンティブでインターン、学生団体SWITCHに所属するなど精力的にコミュニティへ参加。うちなーMUSICフェスタ2015 in 赤坂BLITZのスタッフを行うなどイベント活動も積極的に行っている。
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