Web制作の現場に降り立つ天使になるかもしれないWebディレクション事務。
こんにちは。
Bar404、そしてLOUNGE!、BarGARAGEと最近、いやココ数年、月末デフォルト二日酔いの助田です。
今日は表題について。
ディレ協の合志さんなんかとディスカッションしたり、なんかFacebookとかTwitterでボソボソボソボソつぶやいてた「Webディレクション事務」ですが、ついに求職者としてエントリー第一号の方が現れました!
そんな今日はそこまでに至る経緯も含めて、Webディレクション事務の可能性について書いてみようと思います。
営業事務みたく、ディレクター事務って絶対に必要だと思うんだよなぁ。
— Masaki Sukeda (@masakisukeda) 2017年1月25日
現場ニーズの香り。Webディレクション業務で事務のスペシャリスト。
Webディレクション業務はいわずもがな、その業務たるや幅広く、雑多であり、その責任、役割、量と範囲はすべてプロジェクトによる定義困難な職務の一つかと。
僕自身もWebディレクションをやっていた頃、特に事務作業や調整業務が多いプロジェクトなど、サポートしてくれる人がいたら、どんなに幸せなんだろうなと、納期間近、深夜にかかる薄暗いオフィスで、常日頃思いにふける。そんな幼少時代。
そういえば、プロジェクトマネジメントの方面には、PMOというPMのサポート、支援機能があって、そのWebディレクション版ってなんだろうと。(詳しくはプロジェクトマネジメントお姉さんのとがえりんまで。)
で、Web制作の現場はいつも人手不足。そもそも母数が少ないWebディレクターの採用も予想以上に難しいんです。
そこで、Web制作に関する作業をサポートするWebディレクション事務ってアリだよね。と。
求人:営業事務、医療事務、Webディレクション事務。って並びにあってもおかしくないよね。と。
でもアシスタントディレクターと何が違うのかね。と。
で、具体的な業務範疇なにすんのー?なんですが、ときに昔を思い出したり、ときに現役ディレクターたちに現場ニーズを聞いたりして、このあたりの業務をやってくれるとありがたいよねー、って。超助かるよねーってなりまして。
・クライアント、外注先とのアポイントなど日時調整したり。
・議事録体裁整えたり、見積もり書作成したり。
・ツール系アカウントの発行、管理、タスクの進捗管理したり。
・仕様が固まった後に、ドキュメントに落とし込んでみたり。
・検収、納品後の請求書作成したり。
・他愛もないちょっとした相談乗ってくれたり、黄色い声援、温かい応援してみたり。
・ディレクター瀕死中に電話があった時に、「今ちょっと外しているので、代わりに用件(要件)聞いておきますね♥」とか言ってみたり。
もういたれりつくせりのサポート、支援、フォローが満載。ディレクターにとって、身近で貴重すぎる「味方感」が存分味わえます。
その後、いろんなディレクターに聞いても、「なにそれ、超欲しい。今すぐ欲しい。」って、予約殺到!Nintendo Switchばりに降って湧く、現場ニーズが垣間見えまして、更にメリットになりそうな項目がすぐに加わります。
・ビジネスをデザインする(ディレ協魂)というディレクター本来業務へのリソース確保できるんじゃね?
・複数人のディレクター、複数のプロジェクトをサポートできるんじゃね?
・ディレクターを目指すキャリチェン組、若者とかOJT兼ねて、いいジョブじゃね?
・第一線を退くべきか悩んでいるベテランディレクターだと、経験、ノウハウとかもあって超頼れるんじゃね?
・事務職だけど、Web制作の基礎が身につくし、仕様書作成とかちょっとしたWeb制作の専門性も身につくんじゃね?
採用界隈でなにかと課題の、「未経験で選考なかなか通らない問題」、「40歳を越えてしまい選考なかなか通らない問題」も、解決の糸口がちらりと見えてくる気配すらあります。
クライアントニーズも見え隠れするWebディレクション事務の存在。
先述したように、企業にとって、Webディレクターの採用は、日増しに難しい状況にあります。
でも、Webディレクターを採用したい企業は山ほどあるんですねー。
特にBtoB受託事業は、プロジェクトの予算を上げていく、回す本数を増やしていくことを目標にするとは思うんですが、売上を伸ばしていくためには、ディレクターを採用していくのが一番シンプルでわかりやすい。でも採用市場に良い人がいない。(まさに負のPDCA)
ならば、社内のディレクターのリソースを減らせれば、その分、ディレクターは本来業務に専念できる時間を得て、ディレクションするプロジェクトの質を上げ、担当するプロジェクトの数を増やすことも可能なのでは、という仮説のもと、Webディレクション事務1名の存在で、解決する部分が大きくあるよう検証を行っていきたいなと。
ただ、ポジションセットにあたって難しい面々もあるようです。
・プロジェクト収支を見る際に掛け持ちディレ事務人件費が原価扱いになると、かける時間分の工数割り出しが必要ね。
・工数が一つのプロジェクトに寄ってしまい、プロジェクト支出が重くなってしまうかもね。
・逆にめっちゃ忙しいポジションになってしまうかもね。
・そもそもプロジェクトをまたぐ担当が社内に存在しないので、業務フローどうなるんだろう。
など、課題はまんさい。でも、やりがいはありそうです。
てことで、Webディレクション事務やりたい!って人、募集します。
はい。ということで、ざっと走り書きになってしまいましたが、株式会社イノセンティブでは、Webディレクション事務ポジションの求職者の方を募集しています。
ディレ協のイベントや定例でも、Webディレクション事務の女子たちがキャッキャウフフしてる日も近いかもしれません。
以下に当てはまりそうな方が周辺にいる方、知人、恋人、ご本人と問いませんので、ぜひお気軽にご紹介下さい。
・部活のマネージャーばりに人の支援が好き!
・ディレクター未経験も、将来ディレクターになりたい!
・ディレクター第一線を退こうかと思ってるけど、Web制作の現場で活躍してたい!
・サポート業務、事務職でもWebディレクションの専門知識を身に着けたい!
Webディレクション事務採用を検討したい!って企業の方はこちらのお問い合わせフォームからご連絡頂けますと、すぐに駆けつけます。
それではみなさん、ごきげんよう(´ー`)y-~~
投稿者プロフィール
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SPEC代表
株式会社イノセンティブ 取締役
一般社団法人 日本ディレクション協会 理事
東京都品川区出身の1976年7月生まれ。桜美林大学経済学部を卒業後、ソニー株式会社にて、シックスシグマというマネジメントツールのR&D、広報などクリエイティブ業務に従事。2005年からインターネットベンチャーでWebディレクターとして数社経験。その後「LINKAGE」という商号でフリーランスとしてWebディレクション業務で活動。コーポレート、リクルート、モバイル、デジタルサイネージ、リアル連動など様々なWebサイト、システムの構築、新規事業プロジェクト企画、立ち上げを経験。2012年6月に株式会社イノセンティブ取締役に就任。GARAGE AKIHABARAを立ち上げる。日本ディレクション協会ファウンダー。メンタルマネージャー資格保有。
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