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進化論インタビュー

悩み深き求職者の方へ。ディレクターだったら面接もディレクションしてるよね?

2016/08/31

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こんにちは。助田です。

毎日暑い日が続きますね。暑く忙しい中でも、ちょっとした夏を感じながら、頑張っていきましょう(´ー`)y-~~

GARAGEで毎週実施しているキャリア系の講座がいくつかあるのですが、今日はその中でも超実践的な面接のノウハウ講座のご紹介をさせて頂ければと思います。

求職者が主導権を握る。面接はプレゼンテーションだ!

先日プレ実施した以下の講座。

WEBディレクター流!面接をコントロールする実践型講座&ワーク

正直言って、僕らWebディレクターに強みを持つエージェントの立場からしても、目からうろこのノウハウと考え方が詰まったとても実践的な講義内容でした。

今日は講義内容の抜粋から、講座の内容を簡単に解説していきます。

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講師:小田 諭
株式会社DMM.comラボ クリエイティブディレクター

大阪府吹田市出身の1981年2月生まれ。追手門学院大学人間学部心理学科卒業後、金融系クレジットカード会社に入社。その後、プログラマーから制作会社でWEBディレクターを業務として行う。システム提案や企業のコーポレートサイトのリニューアル、キャンペーンサイトの自社サービスを作成、SNSサイトの新規作成など多岐に渡るWEBディレクション業務に6年間従事。現在は、事業会社であるDMM.comラボに入社。現在、マーケティング本部に所属して、CTRやCVRなどの分析結果から売上貢献に繋がるクリエイティブを作成するクリエイティブディレクターとして業務を行っている。

制作会社と事業会社の相違点、共通点を見出して、自分の土俵で勝負しよう。

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実は小田さん、DMM.comラボに入社する前に、うちに転職相談をしていた求職者の一人でした。

その頃はWebの制作会社に所属。それこそ平日は夜遅くまで、仕事が残っている時は休日も時間をあてて、実直にクライアントワークを行っていた印象があります。

そんなストイックなディレクターだった小田さんが、次のステップとして志望していたのは事業会社。

当時の僕らは事業会社の求人が今よりもぜんぜん少なくて、結局、別ルートでDMM.comラボに見事入社。現在もクリエイティブディレクターとして活躍しています。

僕らが散々「事業会社への転身は難しいですよー。」とお話していたにも関わらず、DMM.comラボの他にもう一社と、事業会社への進路は選べたといいます。

その成功体験とも言えるプロセスを、リアルすぎる講義内容としてインストールしてくれました。

求職者だった当時の小田さんが言ってたこと。講義冒頭にぶちかましてきます。

制作会社って大変。受託から抜け出したい。キャリアを変えたい。そんな人の転職の力になれたらと思い、伝える機会を頂きました!

※WEBディレクター流!面接をコントロールする実践型講座&ワークから抜粋

前提としてはもちろん事業会社も大変ですし、制作会社は制作会社でいいところがたくさんあります。

制作会社は、事業自体が個人依存する構造になっているので、とにかく実績、スキル、経験を身につけるにはもってこいの環境。

しかし小田さんは次のステップを見越しての、転職を希望していました。

仕事は楽しかったけど、もっと上流工程の仕事に携わりたかった。「作って終わり」を卒業したかった。

制作だけでなく、クライアントワークでは運用業務などを実施している企業もたくさんありますが、結局、成果物としてのOutputが制作会社の主なミッション。

特に新規であろうと、リニューアルであろうと、制作、開発業務は「品質」と「納期」が最大のバリューになるケースが大半です。

でも、作ったら終わり。納品を終えたら、次のプロジェクトで、新しい納品が待ちかまえます。

制作会社のディレクターが事業会社に転職したい理由は、そんなループから脱却して、サービスを創り育てたい。そのために、上流工程や運用業務に移行したいというのが、現状とても多い傾向なのです。

(制作会社、事業会社がディレクターに求める)共通点から、(ディレクターとしての)仕事力をみせるようにする。「面接をコントロール」して、いこうと思いました。

僕自身もディレクターとして経験しているのですが、制作会社、事業会社では、事業構造が異なるため、ディレクターに求められるスキルが異なってきます。

ただ、求められるものには、「共通した部分」も必ずあるわけです。

それが小田さんが言う「面接をコントロール」すること。言い換えると、「主体的に合意形成を創りあげるプロセスに変える」こと。

ではなぜか?

・基本、面接は面接官主導で、求職者は「受け身」な事が多いよね。
・受け身な面接の場合は特に、面接官と応募者には面接に対してのギャップが生まれるよね。
・そのギャップがあるから「ミスマッチ」と表現される結果になりがちだよね。
・ディレクターとして採用されたいのであれば、面接が最大の見せ場でもあるよね。
・言い換えると面接官はクライアント、自分がソリューション。これってプレゼンと一緒だよね。
・なので、面接も普段制作会社の立場でやっているプレゼンの形式に当てはめればいんじゃね。

考え方を上記に変え、実践として以下のアクションを加える。

・自己紹介を変える。
・面接官の質問を変える。
・志望動機を変える。
・自分の質問を変える

プロとして、WEBディレクターの仕事をしているのを面接でも忘れない。

自分の良さをアピールする選考の場、つまり面接時で、ディレクターの良さをアピールしなきゃもったいない。

まさに理にかなってますね。

でも、仕事ではできているのに、面接だと意外にもできていない(てか、やってない)人が多いわけです。

考えてみたら、僕の知っている優秀なディレクターたちも、おそらく面接する際には、提案書なり、ワイヤーなり、自分のアピールポイントを存分にプレゼンテーションするんでしょう。受け先の企業を調べ尽くして、サイトやサービスへの改善提案などもするんでしょう。

うーん。想像できます ニヤ(・∀・)ニヤ

最後のスライドで小田さんからの一言。

WEBディレクターは常に人手不足なので、効率的に転職活動すれば、大手に転職できたりする。常に情報の感度を身につけておくとよいです!

今月末の大阪での講演でもこのあたりに触れようかと思ってます。

小田さんの講義を聞いてみて、ディレクターの転職に関して、また一つ大人の階段を登れた気がします。

ということで、キャリア講座のコンテンツご用意してます。

株式会社イノセンティブでは、Web業界で1年以内に転職を希望する方のキャリア支援を積極的に行っております。

そのため、小田さんの講義然り、求職者の方にとってポジティブになるような、講義コンテンツも積極的に実施していきます。

「秋葉原かー、遠いなー。」なんてつれない事言わず、ぜひお気軽に参加してみてください。※日時が決まってない講座にはぜひ「受けたい」ボタンを押してください!数によってすぐ実施します。

講義に使って頂く金額、時間以上のポジティブなお土産をお約束します!

・WEBディレクター流!面接をコントロールする実践型講座&ワーク
・女性が活躍するWeb業界!やりたい事でキャリアアップする!
自分のキャリアを棚卸!Web業界で活躍するキャリア講座&ワーク。
・幅広いWebディレクターが目標設計するためのノウハウ講座&ワーク
・SEからテクニカルディレクターへ!Web業界で活躍する講座&座談会

また将来講師をやりたいので、イベントを手伝いたい!って方も募集してます。

ぜひ以下よりお気軽にお問い合わせ下さい。

投稿者プロフィール

助田 正樹
SPEC代表
株式会社イノセンティブ 取締役
一般社団法人 日本ディレクション協会 理事

東京都品川区出身の1976年7月生まれ。桜美林大学経済学部を卒業後、ソニー株式会社にて、シックスシグマというマネジメントツールのR&D、広報などクリエイティブ業務に従事。2005年からインターネットベンチャーでWebディレクターとして数社経験。その後「LINKAGE」という商号でフリーランスとしてWebディレクション業務で活動。コーポレート、リクルート、モバイル、デジタルサイネージ、リアル連動など様々なWebサイト、システムの構築、新規事業プロジェクト企画、立ち上げを経験。2012年6月に株式会社イノセンティブ取締役に就任。GARAGE AKIHABARAを立ち上げる。日本ディレクション協会ファウンダー。メンタルマネージャー資格保有。

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